田沢地区はかつて養蚕で栄えましたが、養蚕製糸業は50年ほど前に衰退し、
最近は、桑を育てる気候風土がワインぶどうの栽培に適していることから桑畑の跡地が ヴィンヤード (ワインぶどう畑)に生まれ変わり、
プレミアムワイン の産地として脚光を浴びるようになりました。
田沢にはヴィラデストワイナリー、ドメーヌ ナカジマ、アルカンヴィーニュという3つのワイナリーがあり、
2015年からアルカンヴィーニュで開講された千曲川ワインアカデミーでは、
4年間で90名を越える受講生が栽培醸造とワイナリー経営を学んでいます。 人口約600人の小さな村が、
その品質の高さで世界に知られるNAGANO WINEを牽引する中心地になっているのです。
村に住む私たちも、日常の中でもっとワインに親しみ、優れたワインを生む選ばれた土地に暮らすことの幸福を、
ワインを求めて訪ねてくる人たちに伝えたいと思います。
そのために「田沢おらほ村」は、高齢化とともに増える空き家を活用して、
ワインを売る店、飲める場所、ワインを飲んだら泊まれる家、ワインの好きな人たちが集まる
「ワイン村」……をつくろうと計画しています。