清水さんの家は築90年の「昭和の家」ですが、特定郵便局の局長さんだった方が住まわれていた、しっかりした構造の大きな建物です。
正面入口 を入ると 玄関ホール の奥に ダイニング 、右手に キッチン などがあり、すぐ左手が広い サロン になっています。
ここは 本 を読んだり、お茶を飲んだりしながら、近隣の住民とも交流ができる共用のスペースです。
※Facebook/Instagram 民泊「清水さんの家」もご覧ください
民泊「清水さんの家」



客室は全4室。
1階の 和室A と 和室B (それぞれ定員2名)は畳敷きですが、それぞれシングルベッドが2台あります。部屋の仕切りは襖一枚ですが、両室とも廊下から直接アクセスできます。2階の 広間A および 広間B (それぞれ定員4名)も畳敷きで、それぞれシングルベッドが4台あります。
なお、かつて2階の広間は蚕室として利用されていたため、1階から2階へ登る 階段 は狭い上に急です。昇降の際は十分にお気をつけください。
※現在はコロナウィルス蔓延防止対策として、宿泊人数は制限させていただいております。
また、サロンとダイニングは飲食ができる共有スペースです。
イベントを開催していることもあります。詳しくはイベントページでご確認ください。
チェックイン 17:00~/チェックアウト 10:00
ご予約時にチェックインのお時間を伺います。
バスルーム Bathroom
トイレ と洗面台は2ヵ所、お風呂 は家庭用のバスタブがひとつだけです。
シャワー だけならいつでもご利用いただけますが、お客さまが多い日には、バスタブにお湯を張る時間を考えると順番待ちになってしまうため、近くの温泉をお勧めしています。
車で5分ほどのところに 金原温泉 と みずほ温泉 という公営の日帰り温泉施設があります。
源泉は異なりますが同じ「ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉」で、肩こりや筋肉痛にもよく効く肌に優しい温泉です。
料金 Charge
宿泊料金
¥4,000/人
乳幼児(添い寝のお子さま) 無料
朝食についてはチェックイン時にご相談となります。
※全ての客室において、混雑時は相部屋になることがございます。
冬季暖房費 11月-4月
¥500/人
連泊割引
1週間以上 10%OFF
個室料金
¥3,000/室
1室の定員に満たない場合も、個室のご用意をお約束します。
宿泊料金のほかに¥3,000申し受けます。
全館貸し切り
¥40,000
4室の定員(12名様)に満たない場合も、貸し切りでご利用いただけます。(17:00以降)
※現在はコロナウィルス蔓延防止対策として、宿泊人数制限中のため、貸し切り料金はご相談ください。
※貸し切りの場合でも、管理人はおります。
スペース利用料
10:00-17:00は、サロン&ダイニングをお使いいただけます。
1時間 ¥800
1日(10:00-17:00) ¥5,000
冬季暖房費1時間 ¥100
キッチン使用料1回 ¥1,000
コーヒー、紅茶、日本茶 ¥100(セルフサービスです)
お支払方法 現金のみ
キャンセル料
宿泊前日まで 無料
宿泊当日 料金合計の100%
連絡なしの不泊/不着 料金合計の100%
サービス Service
無料サービス
Wi-Fi接続 自炊キッチン/オーブンレンジ/炊飯器/トースター/調味料/食器 バスルーム
シャンプー/コンディショナー/ソープ
扇風機 暖房器具 ヘアドライヤー アイロン&アイロン台 毛布 ゆたんぽ 充電器 ハンガー 耳栓 テーブルゲーム
有料サービス
バスタオル ¥200
フェイスタオル&歯ブラシ ¥100
洗濯機/洗剤&柔軟剤 ¥200/1回 (乾燥機はありません)
管理人が選んだおつまみ、即席スープ、お菓子 各種
コーヒー・紅茶・日本茶 ¥100、オーガニックハーブティー ¥150(セルフサービスです)
バーベキュー道具のレンタル 要事前予約
バーベキューコンロ ¥1,500
照明 ¥1,000
燃料 ¥1,000
タープ ¥1,500
テーブル ¥500
椅子1脚ごと ¥300
虫除け、日焼け止め など
バーベキューの際は、汚れてもいい靴で来てください。準備、火おこしや片付けは管理人もお手伝いします。
食事とワイン Dinner & Wine
食事
飲食営業施設ではないので飲食物の有償提供はできませんが、自炊用のキッチンをお使いいただけます。
キッチンは共有スペースなので、設備や備品を使用するときは、お客様同士譲り合って、管理人の指示のもとにご利用ください。
ワイン
もはや田沢と切り離すことのできないワイン。ぜひ東御の食材と一緒に、清水さんの家でゆっくり味わってください。
お酒の持ち込みは自由ですが、歩いて2分の関酒店でも購入できますのでご利用ください。
ワイン会をご予定の場合は、購入予約も承ります。
宿泊予約 Booking
民泊「
清水さんの家
」のアドレス info.shimizusannoie@gmail.com まで、ご予約の情報をメールでご連絡ください。(宿泊の2日前までにお送りください。)
・お名前
・宿泊日程
・宿泊人数
ご予約のメールを確認しましたら、返信メールを送らせていただきます。
- 民泊「
清水さんの家
」 - 〒389-0505 長野県東御市和5187
- 民泊「
清水さんの家
」
民泊の品質 Column
清水さんの家
を民泊にしようと考えたとき、最初に浮かんだイメージは、畳の上に布団を敷いて、みんなでルームシェアする「雑魚寝」の風景でした。部屋は男女別になっているけど、個室ではない。もちろん鍵もかからない。バックパッカーがひとり、またひとりとやってきて、泊まっていく感じ。
民泊、という言葉から、そんな宿泊施設を想像してしまいました。
清水さんの家
は広いので、畳に布団を詰めて敷けば、20人近くも泊まれそうです。そんなに泊まったら、風呂は順番待ちだし、食堂には人が溢れて……たいへんなことになりそうだ、と思ったものですが、考えてみれば、満員になるほどお客さんが来ることは、まず、ないでしょう。それなら、数少ない泊り客が、ゆったりと過ごせるほうがいい。
そう思って、東京から田舎にやってくる宿泊客が何を望むか、東京在住の若い友人夫妻に聞いてみたら、「ベッドじゃなきゃ、腰が痛くなる」と言われて、「畳敷きの和室にベッドを置く」ことが決まりました。当然「雑魚寝」は却下です。
でも、ベッドは置きっ放しなので、昼間でも寝室以外の何ものでもありません。
私はエアーベッド(使うときだけ空気を入れて膨らませるベッド。使わないときは袋に入れてしまうことができる)にしたらどうか、と提案しましたが、若い友人夫妻が実際に2台のエアーベッドを買って寝てみたところ、空気の入ったマットレスがふにゃふにゃ動くので、安眠できない、という報告。この案もボツになり、でも、必要なときにはスペースが確保できるように、との配慮から、イケアのカタログでスタッキングベッド(2台を縦に重ねることができる)を見つけて買うことにしました。
横幅が80センチと、ちょっと狭いのですが、デカイ人間の多い北欧でも売っているなら平気だろう、と思い、気にしないことにしました。
4室で、定員は12名。ベッドのまわりに布団を敷けばもっとたくさんの人数が寝られますが、それは非常の場合として……。
清水さんの家
には、1階と2階にそれぞれ6畳ほどの洋室があるのですが、そこは住み込み管理人の住居スペースとしました。このほかに、広い玄関ホールと食堂・台所、それに20畳のサロン(共用スペース)があるので、ちょっとしたイベントには十分の広さだと思います。
1階は襖で、2階はガラス戸で仕切られているだけ。閉まっている引き戸を開けようと思えば、どちらからでも開けられます。
見知らぬ客どうしが隣り合わせの部屋に泊まる場合は、不安を感じることもあるのではないでしょうか。
声や物音が筒抜けになるだけでなく、もし隣室から夜中に人が入ってきたら……。
なんとか、襖や引き戸に鍵をかける方法はないだろうか。
隣室の泊り客に「おやすみなさい」と挨拶した直後に「ガチャッ」とデカイ音を立てて鍵を閉める……のでは、たがいに気まずくなってしまうでしょう。
もっと、さりげなく、気づかれないように、襖を開かなくする方法はないだろうか。
さらに残っている1枚を同じ側に引けば、なんのことはない、ふつうなら真ん中にできる1間(180センチ)の開口部が、左右どちらかに移動するだけ。
両側の襖(戸)を動かないようにそれぞれ柱に固定しておかなければ、真ん中の2枚だけをロックしても意味がないのです。あたりまえの、子供でも気づくことですが、最初は勘違いしていました。
網戸ストッパーなどにも同様の製品がありますが、襖(戸)の最上部(最下部でもよいが、要するに取り付ける下地が木部のところ。したがって板戸の場合はどこでもよい)に、両面テープで貼り付けるステンレス製の小さな器具。端の「押」と書いてあるところを押すと反対側が跳ね上がり、襖(戸)を引いてもそれが引っかかって開かなくなるのです。
閉めた状態では厚さが3ミリもないので、ふつうに襖や戸を開閉するときには邪魔になりません。これだと、2枚あれば4枚の襖(戸)を閉めることができる。しかも、押すときも小さな音しかしないので、隣室の人に気づかれずに閉めることができます。

2階の広間Bは、隣室との境の戸には取り付けましたが、この部屋の一部は広間Aからの通路になるので、一方からは自由に出入りできます。
夏になったら、網戸にも同様のストッパーを取り付けて、ガラス戸を開けたまま(涼しい夜風に当たりながら)寝られるようにしたいと思っています。
いろいろ具体的なアドバイスがあり、役に立ちましたが、その中に「夜、寝ながらスマホを充電したい」という意見がありました。
寝るときに充電したまま朝まで放置すると過充電になってバッテリーが消耗する……といわれても、やはり枕もとに電源があると安心するのです。

清水さんの家
には部屋のあちこちにコンセントがあり(古い家にしてはコンセントが多い)、中継のコードを伸ばせば各部屋の枕もとまで届きます。いずれはきちんと配線を伸ばしてコンセントを固定したいと思っていますが、とりあえずは小さなベッドサイドテーブルを枕もとに置き(その上には人感センサーつきのベッドサイドランプを置きました)、その近くにコンセントのついた延長コードがある、というかたちでスタートしました。
そのときのために、各種の携帯に対応できるような接続機器を用意して、貸し出しが(もちろん無料)できるようにしてあります。
なお、清水さんの家ではWi-Fiが(これも無料で)利用できます。
清水さんの家
には、まだ外国人の宿泊客はあらわれていませんが、知り合いのアメリカ人を案内したところ、部屋は広いしきれいだし、日本らしい情緒があって素敵だ、とほめてくれましたが、そのあとで、これでセイフがあったら完璧だね、と言われました。セイフというのは、ホテルによくある、小型金庫のことですね(英語の<safe=安全な>という形容詞は、名詞として使われると「金庫」という意味になります)。デスクやクローゼットの中にある、暗証番号で開閉できるようになっている小さな金庫です。
そういえば、私は若い頃ヨーロッパや北アフリカを貧乏旅行していましたが、いつもパスポートと現金を入れた袋を首からかけ、ユースホステルや相部屋の安い商人宿などに泊まるときは、その上からシャツを着て(文字通り「肌身離さず」)寝ていました。
その場合、日本の旅館のように、お客さんから預かった貴重品を紙袋に入れて帳場で保管する……というシステムも、管理人にかかる責任が重くなるので、ここはやはりホテル式のセイフのほうがいいでしょう。
清水さんの家
の部屋には、クローゼットがありません。1階の和室は、部屋の二方または三方が開口部(襖や戸)で、一方が床の間(と押入れ)になっているため、クローゼットを置く場所がないのです。そのため、ホテルのように金庫を各部屋に置こうとすると、床の間に直接固定するか、押し入れの布団の下に取り付けるか、いずれにしても相当無理をする必要がありそうです。
2階の広間の場合は、押入れも床の間もないので、わざわざセイフを置くための台をつくって、それを柱のどこかに固定しなければならない。部屋の一角に、小型金庫がもろに見えるように置いてあるのもヘンなものです。
「どこかフロントの近くにでも、各部屋のセイフがまとめて設置してあれば、客はそこへ行って開閉すればいい。暗証番号で開閉するのだから、どこにあっても同じことさ。アメリカには、そういうホテルがいっぱいあるよ」
なるほど、銀行の貸金庫のようなイメージですかね。4部屋なら、4つのセイフが一か所にまとまってあればよい。
ホテルセイフ(ホテル仕様のセイフ)はネットで買えますが、少し高いものなので、まだ買っていません。が、設置する場所は、もう決めてあります。もちろん4つともガッチリ動かないように固定する方法も考えてあるので、来春までには設置したいと思います。
2階でも3階でも、マンションではベランダ伝いに上ってくる泥棒がいるから、窓を開けて寝るのは危険だ、というのです。
その習慣が、身についている。
清水さんの家
は、ガラス戸を開けたままで寝ると、風が通って素晴らしく気持ちがいいものです。田舎では、1階でも昔は窓を開け放したまま寝るのがふつうだったと思います。が、最近は、物騒なニュースもあり、少しは警戒するようになりました。
田舎どころか、私が生まれ育った東京の杉並区でも、子供のころは、母親といっしょに外出するときも、玄関の鍵をかけず(内側から閉めることはできても、外から閉める鍵はなかったのかもしれない……)、お隣さんに「今日は夕方まで外出しているので、見ていてくださいね」と頼んで出かけたものです。
いま思うと、平和な時代だったんですね。
だから「民泊の品質」としては、安心感のための鍵や戸締りは重要なものだと思います。
でも、その一方で、「襖一枚で隣り合わせ」というのは、民泊ならではの良さでもあります。
実際、たまたまのご縁で
清水さんの家
に泊まった知らない人どうしが、台所や食堂や共用のスペースで時間をともにすることでたがいに触れ合い、ワインを飲みながら話をするうちに意気投合した ! というようなケースが、営業を開始してわずか2か月のあいだにも、たくさん生まれています。これも、宿泊客がたがいに触れ合う機会の少ないホテルや旅館と違って、誰もが自然に交流することのできる民泊の良さだと思います。都会のホテルにも負けない安全性を確保しながら、