田沢の歴史と旧跡
田沢は東御市の北西に位置する古い集落です。
東を金原川、西を成沢川というふたつの流れにはさまれた標高700mから1,000mに至る南西斜面の高原は、
その名の通り先人たちが沢に切り拓いた 豊かな田 と、 リンゴ 、 ブドウ 、 クルミ などさまざまな果樹や
高原の太陽に育まれた おいしい野菜 に恵まれ、 犬ものんびり 、 蛙も眠い 、
穏やかな田園で約200世帯の家族が暮らしています。
集落の中心は 美都穂神社 という神社で、諏訪大社と同じ年におこなわれる 御柱祭 は観光客も楽しめる村の祭りです。
私たちは行政でいう「田沢区」の区域を超えて、この神社を中心に東は 儘念坊 がある 金原ダム から西は湯楽里館・オラホビールまで、
北は 大富士神社 と浅間高原カントリー倶楽部から南は 児玉山 までを含む、広い範囲を「田沢おらほ村」と呼んでいます。
日当たりがよいこの土地には縄文時代から人が住み、東田沢には伝説の遺跡 沓形石 が、
児玉山には1,500年前につくられた 古墳群 が残っています。
古代に製鉄がおこなわれていたことを名に示す タタラ堂 や、馬の産地として知られた歴史を偲ばせる 馬頭大士碑 など、
村の中にはさまざまな旧跡があり、なにげなく歩いていると、道の傍らに小さな 道祖神 を見つけることもよくあります。