田沢おらほ村紹介

次の世代に引き継がれる
新しいワイン村を目指して。

田沢地区にはワイナリーの他にゴルフ場(浅間高原カントリー倶楽部)、日帰り温泉施設(湯楽里館)、
地ビールレストラン(醸造所併設)、宿泊施設(大田区休養村とうぶ)など観光施設も多く年間5万~6万人の人が地区外から訪れます。
しかし村の中には一軒の商店もなく、公民館以外には人が集まる場所もないので、
ワイナリーやゴルフ場や温泉を訪ねて来た人たちも、村の中にまで足を運んで人びとと触れ合う機会はありませんでした。
また、人口減少時代を迎えてこの地区にも少子高齢化の波が押し寄せ、
養蚕が盛んな頃に建てられた立派な民家にも空き家が目立つようになりました。
しかも、それらの空き家はほとんど放置されたままで、新規就農者が借りたり移住希望者が泊まったりとはできません。
こうした空き家を活用して、村の住人と外から訪ねて来る人たちが、
気楽に出会って交流することのできる場所をつくることはできないか。昔の縁側のように、自由に人と人とが出会い、
お茶を飲みながら話ができる、

「縁側カフェ」のような空間が……。

そんな場所ができれば、おたがいに触れ合うことで理解が深まり、そのうちに少しずつ古い家が新しい住人を迎え入れて、
かつて養蚕で栄えた古い村は、新しい「ワイン村」として、次の世代に引き継がれるのではないだろうか。
そう考えた私たち田沢区民の有志は、5年前に「田沢おらほ村」というグループを立ち上げ、
地区を紹介する案内図や旧跡の解説掲示板を設置したり、集落を見下ろす里山に道をつけて遊歩道にしたり、
東京や地元で自分たちがつくった農産物を直売するなど、さまざまな活動をおこなってきました。

田沢おらほ村の活動計画